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ヤマシャクヤクとベニバナヤマシャクヤク

ヤマシャクヤクやベニバナシャクヤクはその希少性や可憐な姿から盗掘されたり、森林開発による道路整備、植生の遷移等により減少しつつある植物です。

大豊町怒田八畝集落にはヤマシャクヤクの群生地が残っている一方で、ベニバナヤマシャクヤクの自生地は減少しています。「大豊シャクヤクの会」ではこれら貴重な花の維持管理を行なっていきたいと考えています。特に、自生地維持に問題のないレベルで種子を採取し、種子繁殖などを通じて個体数の増加に努めてまいります。

ヤマシャクヤクの花


4月20日に撮影

 

 1週間程で花弁が落ちる儚い花。それが魅力の一つなのでしょう。たまに葉に斑が入る「希少種」があり、それもまた採取対象になるようです。増やして希少種でなくすることが

 ベニバナヤマシャクヤクはこれよりも1か月近く遅く開花します。

ベニバナヤマシャクヤクの種子

 

9月17日に撮影。

 

 少しグロテスクに見えるシャクヤクの種子です。赤い方が偽種子で、黒い方が本種子です。赤と黒の2色効果により目立たせているようです。

ヤマシャクヤクの自生地

 

植物にも注意を払いながら、山を自在に歩き回る猟師だからこそ知りえるベニバナヤマシャクヤクの自生地、ヤマシャクヤクの群生地。

 

 これまでに数回、ヤマシャクヤク・ベニバナヤマシャクヤクの自生地に連れて行ってもらいました。ヤマシャクヤク(白)は「なんぼでもある」というように、素晴らしい群生地が広がっていました。

 しかし、ベニバナヤマシャクヤク(赤)は、3か所でしか見なくなったそうです。以前はもっと見られたそうです。最近新しく道ができたことで1か所見つかってしまって持って行かれたそうです。

 種子から開花までおよそ10年かかるということで、貴重な地域資源を維持して行きたいと考えています。

大豊シャクヤクの会

www.otoyopeony.com

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