


ヤマシャクヤクは、準絶滅危惧種(環境省)に指定されており、その希少性や可憐な姿から盗掘されたり、森林開発、植生の遷移等により減少しつつある植物です。 大豊町怒田八畝集落には群生地が残っており、これら貴重な花の維持管理を行なっていきたいと考えています。また、種子からの増殖などを通じて個体数の増殖も目指します。 同時に絶滅危惧種IA類(高知県)に指定されているベニバナヤマシャクヤクは、本地域でも年々自生地が減少し、現在では3か所程に確認できる程度です。

一見美しい風景に見えるこの集落でも、す でに10年以上耕作されていない場所が多く目立つようになっています。また、今後さらに高齢化に加えて後継者不在により、耕作されない農地が増えていくことが予想されます。 美しい棚田の風景を残したいという思いと「きれいな花は見る人を幸せにする」をコンセプトに、耕作放棄地などの棚田をシャクヤク園として整備していきたいと考えています。

江戸時代から栽培が継承されてきた伝統野菜である硬粒種トウモロコシ(地キビ)に注目しています。 スイート種やスーパースイート種のような甘いトウモロコシに圧倒され、最近では「幻のトウモロコシ」とさえいわれるように、生産はほとんど行なわれていないのが現状です。 生産されなくなり、消費もされなくなれば、地キビの食文化も消えることになります。地キビや餅キビのような伝統野菜や地域野菜は近年見直されていますが、地キビ栽培・食文化の復活を目指していきます。 竹炭を土壌に混和する「クルベジ」農法で栽培します。

我々の活動の基礎になっている考えです。 棚田の保全は、その地域のみならず平野部下流域の環境に影響していると言います。中山間地域は不利な立地条件ではありますが、国土の70%以上を占め(高知県の場合は90%以上)、水源涵養など国土保全にとって重要な役割を担っていると位置づけられています。 全ての農地でシャクヤクに適するとは限りません。また、継続的な活動のためには収入が必要であるため、換金作物も栽培する必要があります。 地キビはその一つとして十分な可能性を感じますが、今後も新たな発想のもと有効粉土地利用を検討します。

本来、人為的に管理された健康な竹林は里山保全にとって有益な機能を持つと考えられます。しかし、竹林が放置され、一旦放棄竹林化すると、上層林による林内照度の減退と大量の笹葉による表土被覆により、他植性の生育環境を著しく損なうため、自然に他の植生に置き換わる可能性が非常に低いです。このため、周辺植生の単純化、生物多様性の低下、原風景の喪失、森林の公益機能低下(特に水源涵養機能)、二酸化炭素吸収の低下などの問題が表出すると考えられます。

農地は利用してこそ意味があるし、農業の本質は生産し、くらしを支えるものであると考えます。 農学部の学生であっても、栽培および農作物の販売までを考えることは少ないです。普段から一緒に取組んでいる大学生のために少しでも金銭的な還元をしたいという思いもあり、教育圃場として利用しています。

古くから竹は様々なことに利用され、自然と竹林はコントロールされ、里山の一風景として生物 多様性を育んできました。ところが、過疎高齢化により筍採取が困難になるとともに、竹材としての利用も減少し、竹林が維持できなくなると、林地や農地に竹 が侵食するなど放置竹林が全国的に問題視されています。 そこで、竹による土壌改良効果に注目しています。竹チップおよび竹堆肥による土壌改良効果は非常に高いことが知られています。また、竹炭を利用したクルベジ(クールベジタブル)も注目に値します。
大豊シャクヤクの会